グリストラップ(グリーストラップ)とは、飲食店など業務用の厨房に設置されている「油脂分離阻集器」のことです。環境破壊を防ぐために、業務用の厨房にはこのグリストラップの設置が義務付けられています。
グリストラップは、厨房の排水に含まれる残飯・野菜くず等の生ゴミや油脂をせき止め、下水道に直接流れ込むのを防ぐ役割があります。分離した残飯や油脂は、産業廃棄物としての処理が必要です。
グリストラップの構造
グリストラップは基本的に3つの槽に分かれており、段階的に不要物を除去していきます。
第1槽 | 排水に混ざっている残飯・野菜くず等の生ゴミを、バスケットで受け止めます。細かいゴミは槽の底に沈殿させることで、流出しないようにします。 |
第2槽 | 水と油脂を分離させる槽です。 油脂は水面に浮上し、細かいゴミは汚泥として槽の底に沈殿します。 |
第3槽 | 生ゴミや汚泥、油脂等の不要物が少なくなった排水を、トラップ管を通して下水道に流します。 |
グリストラップの清掃
グリストラップは、定期的な清掃が必須です。分離する槽によって清掃の内容や頻度は異なります。
毎日 | 第1槽のバスケットに溜まったゴミを取り除きます。 ゴミが目詰まりすると、油脂が留まってしまう原因になります。 |
週1回 | 第2槽の水面に浮上する油脂を取り除きます。 回収した油脂は産業廃棄物としての処理が必要です。 |
月1回 | 第1槽と第2槽の底に溜まった汚泥などの沈殿物を取り除きます。 回収した汚泥は産業廃棄物としての処理が必要です。 |
2~3ヶ月に1回 | 第3槽にあるトラップ管の清掃を行います。多くのゴミや油脂は第1槽と第2槽で分離されているためひどく汚れることはありませんが、定期的な清掃が必要です。 |
適宜 | グリストラップを覆っている蓋は、錆や劣化の度合いを見て交換します。 鉄製のもので5年程度、ステンレス製だと10年程度が交換の目安です。 |
自社清掃のデメリットと、清掃を怠ると発生する問題
グリストラップの清掃は手間がかかるため、従業員の負担となります。
またきちんと清掃ができていなかったり、汚れを放置したりすると、廃油や汚泥で配管が詰まります。
これが原因で悪臭や害虫が発生し、店舗のイメージダウンにも繋がります。
グリストラップの分離機能が低下してしまうと下水等へ油脂が流出し、海や河川を汚染する原因にもなりえます。
従業員の負担増
配管の詰まり
悪臭
害虫の発生
評判の悪化
油脂の流出
山梨環境サービスにお任せください!
グリストラップの清掃は、専門業者である山梨環境サービスにお任せください。
専門の機械を用いて、経験豊富なプロのスタッフが清掃を行います。
手作業を中心に隅々まで清潔に仕上げることで、厨房の衛生環境の向上と、店舗イメージの向上、従業員の負担軽減に繋げます。
厨房の衛生環境の向上
店舗イメージの向上
従業員の負担軽減